ユース世代

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    theWORLD(ザ・ワールド) 3/28(火) 11:40配信
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00010003-theworld-socc

    世界が日本の才能に注目

    現在は日本代表でFW久保裕也が活躍しているが、日本にはもう1人世界から注目されている久保がいる。現在U-20日本代表に選ばれている久保建英だ。まだ15歳なのだが、すでにU-20でも自身の実力が通用することを証明しており、将来どんな選手になるのかは想像もつかない。

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    そんな15歳の逸材に期待をかけているのは日本だけではない。今回スペイン『MARCA』は「ヤングスター50選」と題して世界中の才能ある10代の選手を50名紹介したのだが、久保もそこに選ばれている。何より凄いのは、15歳で選ばれたのは久保1人のみで、最年少なのだ。

    同メディアが他に選んだのはモナコで暴れる18歳のFWキリアム・ムバッペ、ミランで活躍する17歳GKジャンルイジ・ドンナルンマなどすでにメジャーとなっている選手から、ユヴェントスのFWモイーズ・キーンやインテルFWアンドレア・ピナモンティらデビューを飾って間もない選手まで様々だ。しかし、15歳の久保を選んだのはサプライズでもある。

    久保と言えば和製メッシと呼ばれるなど、もちろん日本のサッカーファンからも大きな期待を受けている。今回同メディアが紹介したリストにも、〇〇メッシと呼ばれている選手が数名選ばれている。トッテナムのメッシと呼ばれたこともあるイングランド人MFマーカス・エドワーズ、マンチェスター・シティのブラヒム・ディアスなどもそうだ。久保もその1人として世界の注目を集めているようだ。

    果たして久保はどこまで成長するのか。過度な期待は若者の将来を潰してしまいかねないが、同メディアが最年少で選んでしまうほどの逸材なのは間違いない。

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    インドで開催中のAFC・U-16(16歳以下)アジア選手権で、2試合連続で2ゴールをマーク。連勝スタートを切ったU-16日本代表をけん引している15歳のFW久保建英(たけふさ)に注がれる視線が、ピッチの内外でますます熱気を帯びてきている。

     FC東京U-18に所属しながら、トップチームの公式戦に出場できる「2種登録選手」として追加登録されたのが今月16日。その数日前からメディアで報じられていたこともあり、スペインの名門バルセロナの下部組織で育った逸材に関して、FC東京にはこんな問い合わせが数多く寄せられている。

    「いつJ1でデビューさせるのか」

     久保の生年月日は2001年6月4日。終盤戦に入った今シーズンのリーグ戦のピッチに立った時点で、FW森本貴幸(当時東京ヴェルディ)がもつ15歳10ヶ月6日のJリーグ最年少出場記録を大幅に更新し、森本に次ぐ史上2人目の“中学生Jリーガー”となる。

     4年後の東京五輪でのメダルを託されるエース、さらには将来のA代表へとつながる新たなステップを踏み出すことになるが、予想を上回る反響の大きさにFC東京の立石敬之ゼネラルマネージャー(GM)は苦笑いを隠せない。

    「(Jリーグに)登録しただけなんですけど、マスコミの方はちょっと加熱しているところがあるので。ただ、そういうタレントではありますよね。日本サッカーの将来を背負って立つというね」

     登録上ではJ1でプレーすることが可能になった久保だが、今回はトップチームへの「昇格」ではなく、あくまでも「2種登録選手」となる。インドから帰国後も基本的にはFC東京U-18の一員として日々の練習に打ち込み、週末の試合に備えるサイクルはこれまでと変わらない。

     トップチームの練習は原則として午前中に行われるため、義務教育中の久保が参加する予定も現時点で立てられていない。それでも久保を追加登録した理由を、立石GMはこう説明する。

    「(U-18の)高校3年生のうち、大学への進学が決まった選手たちを2種登録選手から外して、来年期待している選手たちを登録した。そのなかに久保も入ったわけです。ただ、彼はU-18の試合でも途中出場が多いので、まずはU-18でレギュラーをとること。そのなかでタイミングが合えば上(のカテゴリー)でやらせるかもしれないけれども、まずはU-18でしっかりとやらせます」

     高校3年生の進路が決まってくる9月に入って、FC東京は2種登録していたU-18所属の4選手を抹消している。代わりに今シーズンの登録期限となる16日に、久保と同じくU-16日本代表に選出されている16歳のMF平川怜を追加。前者には背番号「50」が、後者には「14」が与えられた。


    ただ、FC東京が他のJクラブと異なるのは、今シーズンからU-23チームをJ3に参加させている点だ。2種登録されたことでJ3でのプレーも可能になる。実際、今シーズンのFC東京U-23では久保と平川を含めた15人ものU-18所属選手が2種登録され、そのうち10人がピッチに立っている。

     ガンバ大阪とセレッソ大阪もU-23チームをJ3に参戦させているが、練習などはトップチームと分けて活動させている。対照的にFC東京は全体が同じメニューを消化し、週末のリーグ戦を前にしてトップチームとU-23チームとに分けられる。

     メンバー編成はトップチームが優先されるため、人数的に不足するときには積極的に2種登録選手を登用してきた。たとえば高校3年生のDF岡崎慎は、累積警告で出場停止となった19日のブラウブリッツ秋田戦を除いて、全21試合に先発フル出場を果たしている。岡崎だけでなく、J3で17試合に出場したMF鈴木喜丈、リザーブとしてスタンバイしていた196センチの長身GK波多野豪も、狭き門をくぐり抜けてトップチーム入りを勝ち取った。真剣勝が繰り広げられるJ3という舞台が、いかに成長を加速させたのか。効果の大きさを立石GMも強調する。

    「FC東京は育成をすごく大事にするクラブなので、その意味ではどうしてもU-23チームが必要でした。実際、今年に入って、実質的には(J3が開幕して)6ヶ月ちょっとですけど、他の選手たちも含めて若い選手たちがものすごく伸びましたからね」

     J3は原則日曜日に開催されるため、2種登録選手は学校が休みとなる前日土曜日にU-23チームの練習に参加。その時々のチーム状況や選手のコンディションなどが勘案され、必要となれば“ぶっつけ本番”でも翌日のリーグ戦に帯同させる。ベンチにはU-18の佐藤一樹監督がコーチとして入り、2種登録選手の情報を首脳陣に伝えるといった配慮もほどこされている。

     18歳未満の国際間移籍を原則禁止とする国際サッカー連盟のルールに、バルセロナが抵触していることが2014年春に発覚。以来、公式戦に出場できない状況が続いた久保は昨春に退団・帰国を決断したが、所属先を古巣の川崎フロンターレの下部組織ではなくFC東京U-15むさしとしたのも、成長へのレールがしっかりと敷かれていたからだろう。

     そして、中学3年生ながら、今シーズンから“飛び級”でU-18へ昇格した久保は、インドから帰国後は岡崎をはじめとする2種登録選手たちと同じ軌跡をたどり、まずは土曜日の練習に参加しながらJ3デビューのタイミングをうかがっていくことになる。焦りは禁物とばかりに、立石GMが続ける。

    「U-18ではゲームが間延びした状態では“違い”というものをすごく出せる。大人のサッカーをしていくためには、それを90分間、U-18の試合の頭からちゃんと出せるかどうか。森本の場合は体が先にできあがっていて、そこに技術が追いついてきた形ですけど、久保の場合は技術的な部分で突出している点でちょっと違いますよね。この1年間で身長も伸びているし、体幹も強くなってきたけど、体重はまだ軽い。筋トレなどをするにもまだ早い段階なので、いまは身長をもう少し伸ばしていきたいという感じですね。性格的には非常にポジティブで明るい。すぐにみんなと打ち解けあって、輪の中心にいる。コミュニケーションスキルが非常に高いですよね」

     FC東京U-15むさし加入したときの163cm、52kgが、いまでは167cm、60kgになった。身体の成長と照らし合わせながら、いつでも“Jデビュー”させてもいい準備を整えた今回の2種選手登録。今後は来春に進学する高校に関して、立石GMは定期的に行っている面談の席で久保サイドの意向を聞きたいとしている。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160919-00000002-wordleafs-socc&p=2

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     「チームのみんなが仲良い」

     「みんなのためにやる」

     サッカーはチームスポーツ。選手たちの口からそういう声が聞こえるのは、決して悪いことではない。だが、そればかりになってしまうと、“ただの仲良しこよし”になってしまい、そこには競争や意地とプライドが存在しなくなり、ひどい状況になれば“馴れ合い集団”、“烏合の衆”になってしまう危険性がある。実際にそういうチームを見て来たこともある。

     今、インドの地でAFC U-16選手権を戦うU-16日本代表の選手の口からもそういう声が聞こえて来るが、彼らの目つき、そして雰囲気、より突っ込んだ言動を聞くと、その危険性はなく、むしろ非常に頼もしい健全さを感じる。

     それはどういうことか。このチームは間違いなく仲がいい。しかし、その中で個々がしっかりと自己主張をし、指揮官もそれを敏感に感じ取って、彼らに強烈なメッセージを言葉と行動で示している。
    サブ組の中村敬斗がベトナム戦前に見せた“激しさ”。

     それはグループリーグ初戦・ベトナム戦の前の出来事だった。事前の茨城合宿で鹿島アントラーズユースと水戸ホーリーホックユースと2つの練習試合を行ったが、そこで調子が良かったMF鈴木冬一とFW山田寛人(ともにC大阪U-18)をレギュラー組に入れてトレーニングをしていた。すると森山佳郎監督の目に、ある選手の強烈な自己主張が映った。

     「サブ組で出ていた中村敬斗(三菱養和SCユース)が、“いや、ふざけんな俺を出せ”という雰囲気を出していたので、ベトナム戦は鈴木と中村を入れ替えてスタートしました」

     もちろん言葉で文句を言ったという稚拙な行動を起こした訳では無い。“俺を出せ”という強い想いを、トレーニングに取り組む姿勢で示したのだ。より球際を激しく、より積極的に。「自分のコンディションはいいぞ」としっかりと伝えることで、指揮官の目に自らを映し出させた。

     そして、ギリギリでスタメン出場を勝ち取った中村は、ゴールこそ無かったが、2点目のゴールを素晴らしいスルーパスでアシストするなど、2アシストと1得点の起点になるなど、3点に絡む活躍を見せた。


    森山監督が仕向ける“あいつに負けたくない”精神。

     この中村のアピールは、ある意味、森山監督が仕向けたことでもあった。なぜならば、森山監督が率いるU-16日本代表の中には、常に厳しい生存競争が存在する。チーム立ち上げの段階から、「いいか、このメンバーに選ばれたからと言って、必ずしもずっと選ばれる保証は無いし、将来的にプロになれる保証も無い。この年代に代表に選ばれて、後に消えて行く選手はいくらでもいる」と、厳しい言葉を選手に送り続けている。

     現にこの年代は早熟と晩熟の差がはっきりと現れ、早熟の方がメンバーに入りやすいが、一方でその後に伸び悩むという大きな壁に直面する選手もいる。だからこそ、選ばれたからと言って、そこであぐらをかかせるのではなく、常に次なる者は現れると競争を促している。競争をすることで、より成長を促し、チームとしての相乗効果を生み出して行く。

     「お互い“あいつには負けたくない”、“こいつには負けたくない”という気持ちがあって、刺激し合っていくことが重要。例えば中村が物凄いシュートを打てるようになって、それで彼がどれだけ努力をしているか分かる。じゃあ“他の選手はどうだ? と問いかけたときに、そこで変わらなかったら、それは“努力”とは言わない。“僕、頑張りました”ではダメ。そういう成長を遂げた選手が身近にいることで、それを見て“俺も負けたくない”と思って、代表でもチームでも高い意識でやってくれていると思う」(森山監督)
    ベトナム戦で出番のなかった棚橋の心に火がついた。

     そして、2戦目キルギス戦の前日練習のことだった。スタメンを勝ち取った中村の活躍を見て、間違いなく雰囲気が変わった選手が数人居た。中でもFW棚橋尭士(横浜F・マリノスユース)と鈴木の雰囲気は際立っていた。今回、FWは山田、宮代大聖(川崎フロンターレU-18)、棚橋、中村、久保建英(FC東京U-18)の5人が選ばれているが、ベトナム戦で出場したのは棚橋を除く4人。その4人は前述したように、中村が2アシストを記録。他にも山田と宮代が1ゴールずつ、久保が2ゴール1アシストとしっかりと結果を残した。

     それだけに棚橋の中には悔しさもあったのだろう。練習では意欲的にゴールに向かい、レギュラー組のビブスを着ると、「絶対にこれは譲らない」という強い意欲を見せていた。練習後、棚橋に話を聞くと、こう口を開いた。

     「ここに来た以上、競争なんです。他のFWの選手たちがいい結果を出したということは、僕もそこに負けないように、チャンスをもらえたら結果で示すことをいつも意識しています。やはり結果を出すFWが一番いいので」

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    9月16日、2000年以降に生まれたニューミレニアム世代による日本代表“00ジャパン”による世界への挑戦が始まる。

     インドのゴアにて開催されるAFC U-16選手権(2017 FIFA U-17ワールドカップ インド アジア最終予選を兼ねて開催)。森山佳郎監督率いるU-16日本代表は、世界への切符が得られる4強入りを第一の目標としつつ、最終的にはアジア制覇を狙うことになる(本大会も開催するインドが4強入りした場合は5位決定戦を実施)。2年前の前回大会は準々決勝で敗れて世界への道を断たれているだけに、「何としてでも世界へ行く」(森山監督)ことは譲れない目標だ。

     関係者が口をそろえて「この世代は絶対に世界へ」と強調するのは、それだけのタレントがそろっているからでもある。どうしてもFW久保建英(FC東京U-18)に耳目が集まる。実際、彼は確かに稀に見るタレントではあるが、決して久保だけのチームではない。左MFまたはFWでプレーするエース格の中村敬斗(三菱養和SCユース)は抜群のシュートセンスを持ち、「体力には自信がある」と語るように走力も備える得点源。中学時代からユース年代の試合で活躍を見せているターゲット役の宮代大聖(川崎フロンターレU-18)、身長180センチ超の大型ながらスプリント能力に秀でる山田寛人(セレッソ大阪U-18)、小柄ながら抜群の技術と瞬発力で局面を打開するMF鈴木冬一(同)など、攻撃陣には多士済々の選手が顔を並べる。今年に入ってから無得点に終わった対外試合はなく、過去にさかのぼっても一度だけというデータがその破壊力を物語る。

     中盤ではMF平川怜(FC東京U-18)と福岡慎平(京都サンガF.C. U-18)のコンビが要注目。冷静沈着なボールさばきで魅せる平川と、図抜けた運動量でアグレッシブに攻守へ貢献する主将の福岡のダブルボランチはチームの“心臓+肺”。中盤ではその成長力の高さから関係者によって「将来性は一番ではないか」と期待を寄せられる喜田陽(C大阪U-18)もいる。素材感抜群の大型MF上月壮一郎(京都U-18)など可能性を含めて面白い選手がそろっている。

     最終ラインでは指揮官が「安心して見ていられる」と全幅の信頼を置く瀬古歩夢(C大阪U-18)と小林友希(ヴィッセル神戸U-18)という関西勢のセンターバックコンビが軸。高さへの対応に加えて、どちらもロングフィードを持っているのが特長だ。この両選手は「植田と岩波のようになってくれれば」と指揮官も期待を口にしてきたが、小林は負傷の影響で初戦に間に合うか微妙な情勢。その場合は監物拓歩(清水エスパルスユース)の出番となる。こちらは185センチオーバーの大型かつ左利きで、その高いポテンシャルから大化けを期待されてきたストッパーだ。また、菅原由勢(名古屋グランパスU18)は最終ラインで右サイドバックもしくはセンターバック、さらにはMFの各ポジションで起用されるオールラウンダーで、早くもトップチームに練習参加している注目株。明朗快活な元気者であり、瀬古、桂陸人(サンフレッチェ広島ユース)とともにチームのムードメーカーでもある。そして最後の砦となるのは谷晃生(ガンバ大阪ユース)。186センチの大型ながら足下のテクニックに秀でる現代型の守護神である。

     大会は16日のベトナム戦からスタート。「初戦が大事」というのはすべての大会に言えることで、「足下の技術がある選手が多いし、足の速い強烈なアタッカーがいる」(森山監督)という相手に対し、まずは勝ち点3をキープしたいところ。キルギスとの第2戦と合わせて2連勝した上でオーストラリアとの第3戦に臨む形が理想だろう。世界への切符を懸けた準々決勝に余力を残すためにも、できればこの最終マッチが「決戦」となる事態は避けたいところだ。

     かつて中田英寿も小野伸二も柿谷曜一朗も、U-17の世界大会を経て大きな飛躍を為し遂げた。先のリオデジャネイロ・オリンピックでも植田直通、南野拓実、中島翔哉、室屋成、中村航輔らU-17ワールドカップを経験した選手が多数残ったことからも分かるように、この経験値は非常に重要だ。単に個人の国際経験という段階にとどまらず、世代としての切磋琢磨が世界大会まで続くことによって得られるものは大きい。日本サッカーの未来へとつながっていく00ジャパンのチャレンジが、9月のインド・ゴアからスタートする。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160914-00493000-soccerk-socc

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

     負ければグループリーグ敗退が決まる状況で迎えた崖っぷちのコロンビア戦。後半20分までに2点のリードを許す苦しい展開の中、同22分にFW浅野拓磨(アーセナル)の得点で1点差に詰め寄ると、同29分に背番号10が鮮やかな一撃を叩き込んだ。

     FW興梠慎三(浦和)からパスを呼び込んだMF中島翔哉(FC東京)にはプレーの選択肢がいくつかあった。左サイドではDF藤春廣輝(G大阪)がフリーで待ち構えており、リターンパスを受けようと中島を追い越す興梠の姿もあった。しかし、選択したのはミドルシュート。この選択を下した裏には冷静な状況判断があった。

     当然のように藤春の動きは見えていた。「ハル君(藤春)が上がっているのは分かっていたので、その動きをおとりにさせたもらった。そこを使う振りをして一回フェイントを入れて相手を外した」。ワンフェイクを入れて相手の重心を外に傾けると中央に切れ込み、右足を一閃。ここにも迷いはなかった。

    「GKを見て、一試合に一度はミドルシュートを打たなければいけないと思っていた」。それは、なぜか――。試合開始からGKクリスティアン・ボニージャの動きを確認した中島は、ポジションを前に取ることが多いと気付いた。事前に手にした情報ではなく、試合中に自らが冷静にGKの動きを分析して得た情報だった。

     迷いなく右足を振り抜いた瞬間、ゴールに入る「感触があった」と振り返るように、勢い良く飛び出したボールはクロスバーをかすめると豪快にゴールマウスに収まり、同点ゴールが生まれた。

     負ければグループリーグ敗退の危機にさらされたチームを救う値千金の一撃。殊勲の男は「負けなくて良かった」と第3節スウェーデン戦に望みをつないだことに安堵の表情を見せると、「次は絶対に勝たないといけない。皆で良いプレーをすれば勝つ確率は上がるので、そういうプレーを見せたい」と意気込む。消えかけた火に再び勢いをもたらした頼れる背番号10は、スウェーデン戦でチームに勝利をもたらすゴールを狙う。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-01630143-gekisaka-socc

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    いまリオデジャネイロ五輪で戦っているサッカー日本代表は、まさに手倉森誠監督のチームだ。選手たちは監督からの信頼や勇気づけに支えられ、「難しい」といわれた五輪出場を決めた。そしてその舞台でも、守備の崩壊という厳しい状況から、手倉森監督の言葉に勇気づけられ、わずか中2日で立ち直っただけでなく成長の跡を示してコロンビアを相手に見事な試合をみせた。

    ■何としても欲しかった勝ち点3

     ただ、何としても欲しかった「勝ち点3」をつかめなかった。もったいない引き分けだった。しかし10日(日本時間11日)のスウェーデン戦で勝ちさえすれば、同時刻に行われるコロンビア-ナイジェリア戦の結果次第で準々決勝進出の可能性を残した。

     ナイジェリアに4-5の敗戦の後を受けて臨んだコロンビア戦。手倉森監督は先発選手を4人入れ替えた。システムは4-2-2-2。GKは櫛引に代わって中村。DFラインは初戦とまったく同じで、右から室屋、塩谷、植田、藤春、MFはボランチに遠藤と井手口の2人を置き、右に矢島、左に中島、そしてFWには興梠と浅野。2トップにするとともにボランチに対人プレーに強さをみせる井手口を、右サイドには南野よりもバランスを取ることができる矢島を起用したことが目を引いた。

     手倉森監督のプランは以下のようだったのではないか。

    (1)興梠と浅野のパス交換で突破して点を取る

    (2)得点できなくても、井手口を入れた中盤の守備で失点を0に抑える

    (3)勝負どころと見たら、ボランチに大島、右に南野を投入する

     そのプランは見事に機能した。前半、日本はボールを支配して攻め続け、再三の絶好機をつくった。その一方で、コロンビアに与えた決定機は1回だけ。これはGK中村がきちんと防ぎ、守備陣の戻りの速さでリバウンドからのシュートも許さなかった。

    ■前半3枚のイエローカードの意味

     この試合を選手たちがどう戦ったかを如実に示すのが、前半だけで3枚ものイエローカードを受けたことだ。イエローカード自体はほめるべきものではないが、相手からボールを奪うために、あるいは相手に突破させないためにぎりぎりのプレーをしていたことの証拠で、ナイジェリア戦で最も欠けていた点だ。

     だが残念ながら、決定的な形はつくっても、シュートはいまひとつ強さや正確さに欠け、ゴールを割ることはできなかった。

     この状況に、コロンビアのレストレポ監督が先に動く。ハーフタイムに2人の交代を送り出し、2トップの一角でプレーしていたエースのFWグティエレスをやや中盤に引かせて自由にプレーさせたのだ。

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

    試合後の取材エリア。リオデジャネイロ五輪日本代表DF藤春廣輝(G大阪)は鼻をすすり、目に涙を滲ませていた――。

    負ければグループリーグ敗退が決まるコロンビア戦。5失点を喫したナイジェリア戦から
    「責任を押し付けるような交代はしたくない」(手倉森監督)と最終ラインの変更はなく、藤春は左SBのポジションで先発出場を果たした。

    この試合に懸ける思いは強かっただろう。ナイジェリア戦では自サイドからの突破を許して得点を奪われるシーンもあったが、
    体を張って粘り強く対応して自サイドから進入しようとするコロンビアの選手に自由を与えず。攻撃に移っても果敢に敵陣深くまで駆け上がって好機を生み出そうとした。

    しかし、結果がついてこなかった。前半34分には左サイドから送られたFW興梠慎三(浦和)のクロスからファーサイドでフリーになるが、
    ヘディングで合わせたボールはゴール右へと外れる。

    さらに同36分にはMF遠藤航(浦和)が左サイドに展開したボールをMF中島翔哉(FC東京)がスルーすると、
    フリーで受けてPA内に進入したがカバーに入ったDFにストップされてシュートまで持ち込めなかった。

    そして、1点のリードを許して迎えた後半20分には痛恨のオウンゴールで追加点を献上。
    右サイドから切れ込んだFWドルラン・パボンのシュートはGK中村航輔(柏)がしのぐが、こぼれ球に反応した藤春がまさかのコントロールミス。

    本当に覚えていないくらいの感じで、クリアしようと思ったときには足に当たって…」。
    右足に当たったボールは、無情にもゴールマウスに吸い込まれてしまった。

    後半22分にFW浅野拓磨(アーセナル)、同29分にMF中島翔哉(FC東京)がゴールを奪い、
    2-2の同点に追い付いて試合終了を迎え、グループリーグ突破の可能性を残した。

    同35分にピッチを後にしていた藤春は、「皆が最後まで戦ってくれたし、
    『気にせんでいい』みたいな感じで言ってくれた。まだ望みもあるので、しっかり切り替えて…」と涙を滲ませながら答えた。

    まだ、大会が終わったわけではない。
    挽回のチャンスを残してくれた仲間のためにも、第3節スウェーデン戦での奮起に期待したい。

    http://news.infoseek.co.jp/article/gekisaka_195966/

    写真
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    動画 サッカー 男子予選リーグ グループB 日本×コロンビア
    http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=26917.html 
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    「リオ五輪・サッカー男子・1次リーグ、日本2-2コロンビア」(7日、アマゾニア・アリーナ)

    日本がハンドの判定に泣かされた。前半33分と後半27分の2度、
    コロンビアのD・バランタがコロンビアのペナルティーエリア内でハンドの反則をしたように見えたが、
    審判は取らず。反対に、日本の浅野拓磨が胸でトラップしたプレーでハンドを取られるなど、不可解な判定が続いた。

    前半33分は、藤春のCKの場面。中央で競り合いになったところで、
    D・バランタが上げた手にボールが当たったように見えた。
    直後にD・バランタが腕を引っ込めるなど“怪しい”そぶりも見られたが、主審はPKを取らなかった。

    さらに後半27分では、南野のシュートがD・バランタの手に当たりシュートコースが変わったように見えた。
    しかし、こちらもハンドはなし。日本選手のアピールも受け入れられなかった。

    どちらも国際映像でリプレーが流された。試合の流れを左右する判定なだけに、
    ネット上では日本サポーターからは不満の声が噴出した。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00000075-dal-socc

    動画 サッカー 男子予選リーグ グループB 日本×コロンビア
    http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=26917.html

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    浅野、スウェーデン戦での必勝誓う「持っている力を120%出し切りたい」【リオ五輪サッカー】

    【日本 2-2 コロンビア リオデジャネイロオリンピック1次リーグ】

    リオデジャネイロ五輪の1次リーグ第2戦が現地時間7日に行われ、日本代表はコロンビア代表と2-2で引き分けた。

    今大会初先発を果たした日本代表のFW浅野拓磨は2点ビハインドの67分、南野拓実のパスに抜け出して反撃の狼煙となる重要なゴールを決めた。
    「失点してしまったことはもう仕方ないので、僕らには追いつく力がある、絶対に追いついて追い越せるなと思っていました」と勝利を信じる強い気持ちが生んだ1点だった。

    勝ち点1を獲得し、中2日で行われるスウェーデンとの最終戦に1次リーグ突破の可能性を残した。浅野は「まだ終わったわけではない」と力強く語る。
    そして「あとはサッカーの神様が決めることかなと思うので、僕たちは持っている力を120%出し切りたい」と気を引き締めた。

    日本代表はこの後サルバドールへ移動し、中2日で現地時間10日のスウェーデン戦に臨む。
    コンディション調整も含め厳しい戦いは続くが、決勝トーナメント進出を誰1人諦めていない。

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160808-00010017-footballc-socc
    フットボールチャンネル 8月8日(月)12時19分配信

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

     オーバーエイジでリオデジャネイロ五輪出場しているDF藤春廣輝の痛恨プレーが、日本代表に重くのしかかった。

     前半から会場の雰囲気も変えてしまうほど、圧倒的なサッカーを見せていた日本。しかしシュートがことごとく決まらない。前半34分にはFW興梠慎三の左クロスに対し、ファーサイドでフリーで待つ藤春が頭で合わせるが、シュートは枠外に外れてしまう。直後にも藤春には決定機があったが、シュートまで持ち込めなかった。

     そしてさらに展開を厳しくしたプレーが、先制されたあとの後半20分、GK中村航輔が弾いたボールを藤春がクリアに行くが、まさかのキックミス。ボールは無情にもゴール方向に飛んでしまう。DF植田直通が懸命にかき出そうとしたが、ボールはゴールラインを割った。

     手倉森誠監督は後半35分にDF亀川諒史と交代でベンチに下げることを決断。最後に攻撃のカードを切りたい時間帯での、SBの交代だった。引き分けたことで敗退は免れたが、第3戦に向け藤春のメンタルの回復が急がれる。

    ゲキサカ 8月8日 12時34分配信
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-01630135-gekisaka-socc

    動画 サッカー 男子予選リーグ グループB 日本×コロンビア
    http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=26917.html

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