レアル・マドリー(スペイン)が、クラブOBである元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏(41)に、アンバサダー就任を要請しているようだ。スペインでの情報をもとに、英タブロイド『ザ・サン』(電子版)が現地時間25日に伝えた。
ベッカム氏は2003年にマンチェスターU(イングランド)からレアルへと移籍し、4シーズン同チームでプレーした。その後07年にロサンゼルス・ギャラクシーへと加入すると、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)で確固たる地位を築き、同リーグの発展に大きく貢献。ベッカム氏が切り開いた欧州から米国への道は、のちに元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラード、同フランク・ランパード、元イタリア代表MFアンドレア・ピルロらも通り、米国サッカー人気の向上に繋がっている。
スペインの報道によれば、フロレンティーノ・ペレス会長らレアル首脳陣は、他の追随を許さないベッカム氏の人気を利用したいと考えているとのこと。ファンサイト『defensacentral.com』によると、ペレス会長はベッカム氏を米国のアンバサダーに就任させ、クラブのアイコンにしたいと考えているという。
これは、かつて「銀河系軍団」と呼ばれたスター集団を、様々な役割でクラブに再度集結させる計画の一部のようだ。
レアルでは昨季途中、ジネディーヌ・ジダン氏が監督に就任し、チームをチャンピオンズリーグ制覇に導いた。ロベルト・カルロス氏はアジア部門のアンバサダーや育成面での役割を引き受け、ラウル・ゴンサレス氏にもクラブから声がかかっている。そのほか、下部組織のカスティーリャでは、サンティアゴ・ソラリ氏が監督を務める。
なお、ベッカム氏は現在マイアミにMLSの新チーム設立に向けて動いており、現時点でレアルからの話を引き受けてはいない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160726-00000017-ism-socc
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