リオ五輪

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    王国が帰ってきた!ネイマール金「人生で最も幸せ」
    日刊スポーツ 8月22日(月)10時6分配信

    PKの末に優勝を決めたブラジルFWネイマール(手前)は両手を広げて天を仰ぐ

    <リオ五輪・男子サッカー:ブラジル1(5PK4)1ドイツ>◇20日◇決勝◇マラカナン競技場

     「マラカナンの歓喜」に王国が沸いた。サッカー男子決勝でブラジルが1-1からのPK戦でドイツを5-4で破って初優勝した。オーバーエージ(OA)枠のFWネイマール主将(24=バルセロナ)が先制の直接FKを決め、PK戦では相手の5人目が失敗した直後に成功させた。過去の五輪で銀メダル3度、銅メダル2度の開催国が悲願の金メダルを獲得。14年W杯ブラジル大会で1-7で惨敗したドイツに借りを返し、復権を印象づけた。

     カナリア色の聖地が沸騰した。決めれば金メダルのPK戦、後攻5人目。ここで登場したネイマールは、GKの逆を突いてゴール右上に蹴り込むと、ひざまずき、天を仰ぎ、ピッチに突っ伏した。6万超の国民が我を忘れ叫ぶ中、悲願を遂げた立役者が起き上がれない。「言葉が見つからない。人生で最も幸せだ。神様、家族、仲間に感謝したい」と感涙で体が波打った。

     「悲劇」の2文字がこびりついたマラカナン競技場が、66年の時をへて「歓喜」に洗い流された。W杯で最多の優勝5度を誇る王国が唯一、持っていなかった金メダルを、ついに手に入れた。表彰式では思いっきり、かんでみた。笑った。夢じゃない。13度目の出場で銀メダル3、銅メダル2だった母国の歴史を、4度目の決勝戦で塗り替えた。

     孤高の歩みだった。大会前は深夜のパーティー通いを批判され「ピッチと私生活は別」と反論して火に油を注いだ。迎えた1次リーグは2戦連続の0-0。ファンはレプリカユニホームの「ネイマール」に二重線を引き、同国女子の英雄「マルタ」の名を書き足して抗議。元日本代表監督ジーコ氏からは「主将にふさわしくない」と酷評された。

     評価を覆すには結果を出すしかない。それも金メダル。前半26分に世界クラスの先制FKを決めると、叫びながらベンチに走った。「エオ・エスト・アキー(俺は、ここにいる)」。絶対に見返す。野心を原動力に頂点へ導き「批判にはサッカーで返事をした。評論家は前言撤回してくれ」と不敵に笑った。表彰式の後は観客席の恋人ブルーナさんの元へ一直線。「約束していた。メダルは特別な人に届けるものだ」と奔放なスタンスも崩さなかった。

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    リオデジャネイロ五輪にサッカー日本代表として出場し、コロンビア戦でまさかのオウンゴールをしてしまったDF藤春広輝(27)。
    8月16日には所属チームのガンバ大阪に戻り全体練習に参加したのだが、ここでチームメイトからいじられたことをマスコミに向けて明かし、物議を醸している。

    同僚で元日本代表の遠藤保仁(36)から「ナイスゴール!」と言われるなどして、責められることなく温かく迎え入れられたという藤春。

    藤春は「気を遣われるよりは、いじってもらったほうがいい。みんなにいじられました」と若干顔をほころばせながらこのエピソードを語っていたのだが、
    これには「笑い話にするには早すぎる」と批判が殺到。世間からは「とことん責めてくださいだろ」「まだオリンピック中なんだよ? なにヘラヘラしてんだ!」といった冷たい声が続出しているようだ。

    「藤春はオーバーエイジ枠という、助っ人的な立場で試合に出場していましたが、コロンビア戦で自陣のゴールにボールを蹴り込むという致命的なミスをしてしまいました。
    結局、試合も引き分けで終わり、予選リーグ敗退の一因ともされています。

    オウンゴール自体はサッカーでは珍しくありませんが、たとえば94年のサッカーW杯では、オウンゴールしたコロンビアの選手が帰国後に射殺されるという事態まで起きてます。
    そういった事情を知る熱心なサポーターからは、軽卒だと捉えられそうな発言ではありますね」(スポーツ紙記者)

    藤春は「今までサッカーをやってきた中で一番、どん底まで落ちた。これ以上のどん底はない。
    これからははい上がるしかないです」ともコメント。この経験を生かしてA代表に選出され、18年のロシアW杯で活躍することに期待したい。

    2016/8/19 08:00 日刊大衆
    http://netallica.yahoo.co.jp/news/20160819-01839680-taishu

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    元ブラジル代表のジーコ氏は、リオデジャネイロ・オリンピックで苦戦する同国五輪代表のキャプテンをバルセロナFWネイマールに任せるべきではなかったと考えているようだ。

    過去に獲得経験のない五輪金メダルを手に入れるため、必勝の思いで自国開催のリオ五輪に臨んだブラジル代表だが、ここまでの戦いは振るわない。南アフリカ、イラクを相手に2試合連続のスコアレスドローに終わり、勝ち点2の獲得にとどまっている。

    A代表のエースでもあるネイマールはオーバーエイジ枠でチームに加わり、キャプテンも任されているが、適切な人選ではないとジーコ氏は主張している。ブラジル『グローボエスポルチ』などが同氏のコメントを伝えた。

    「我々のチームのキャプテンは、キャプテンとなるための最低限の条件を満たしていない。彼はサッカーをプレーすることだけに集中するべきなんだ」

    ブラジル代表としてホームでプレーする重圧を言い訳にすることはできないとジーコ氏は述べている。

    「逆だよ。今のユニフォームは非常に軽いものだ。重いユニフォームなど存在しない。観客を味方につけてブラジル代表としてホームで戦うのは、誰もが望むようなことだ。何が重荷になるというんだ?」

    「優れた選手なら、サポーターを味方につけて戦うことができるはずだ。セレソンとしてここでプレーできる能力と喜びを示さなければならない。ユニフォームが重いとかプレッシャーとか、そういう言い訳を私は受け入れられない」

    10日にはグループステージ最終節のデンマーク戦に臨む。ここでも勝利を逃せばグループ敗退の屈辱を味わうことになるかもしれない。

    「ブラジルサッカーの持つ意味を考えれば、敗退することになれば恥だ。だがここ数年、ブラジルのサッカーが経験してきたことは恥ばかりだった。またひとつ新たな恥が加わることになる」

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00000010-goal-socc

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    <リオ五輪・男子サッカー:日本2-2コロンビア>◇1次リーグB組◇7日◇マナウス・アマゾニア・アリーナ

    コンディションは明らかに日本が上で、後半になったら相手の足は完全に止まっていた。
    いくらでも攻めることができたはず。それなのに2点差を追いついた時点で、3人目の交代でサイドバックの選手を代えるとは。訳が分からない。

    ドローで首の皮一枚つながったとはいうが、なぜベンチにいたFW鈴木を起用しなかった。
    ナイジェリア戦でゴールを決めているし、キレもあった。もう1点取って勝ちたければ攻撃的カードを切るべきだった。

    はっきり言って勝たなければドローでも負けでも同じだ。最終戦でコロンビアがナイジェリアに勝ってしまえば日本は終わりだからだ。
    すでに1位通過を決めているナイジェリアがベストメンバーで勝ちにいくとも思えない。日本は限りなく敗退に近づいた。

    とはいえ可能性がある限りは頑張るしかない。ブラジルとの親善試合を含めてここ3試合で9失点の守備は論外だが、
    ナイジェリア以外の3カ国に実力差はない。せめて1試合くらい、最後まで攻めを貫く姿勢をみせてほしい。(日刊スポーツ評論家)

    2016年8月9日7時21分 紙面から
    http://www.nikkansports.com/soccer/column/sergio/news/1691697.html

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

     負ければグループリーグ敗退が決まる状況で迎えた崖っぷちのコロンビア戦。後半20分までに2点のリードを許す苦しい展開の中、同22分にFW浅野拓磨(アーセナル)の得点で1点差に詰め寄ると、同29分に背番号10が鮮やかな一撃を叩き込んだ。

     FW興梠慎三(浦和)からパスを呼び込んだMF中島翔哉(FC東京)にはプレーの選択肢がいくつかあった。左サイドではDF藤春廣輝(G大阪)がフリーで待ち構えており、リターンパスを受けようと中島を追い越す興梠の姿もあった。しかし、選択したのはミドルシュート。この選択を下した裏には冷静な状況判断があった。

     当然のように藤春の動きは見えていた。「ハル君(藤春)が上がっているのは分かっていたので、その動きをおとりにさせたもらった。そこを使う振りをして一回フェイントを入れて相手を外した」。ワンフェイクを入れて相手の重心を外に傾けると中央に切れ込み、右足を一閃。ここにも迷いはなかった。

    「GKを見て、一試合に一度はミドルシュートを打たなければいけないと思っていた」。それは、なぜか――。試合開始からGKクリスティアン・ボニージャの動きを確認した中島は、ポジションを前に取ることが多いと気付いた。事前に手にした情報ではなく、試合中に自らが冷静にGKの動きを分析して得た情報だった。

     迷いなく右足を振り抜いた瞬間、ゴールに入る「感触があった」と振り返るように、勢い良く飛び出したボールはクロスバーをかすめると豪快にゴールマウスに収まり、同点ゴールが生まれた。

     負ければグループリーグ敗退の危機にさらされたチームを救う値千金の一撃。殊勲の男は「負けなくて良かった」と第3節スウェーデン戦に望みをつないだことに安堵の表情を見せると、「次は絶対に勝たないといけない。皆で良いプレーをすれば勝つ確率は上がるので、そういうプレーを見せたい」と意気込む。消えかけた火に再び勢いをもたらした頼れる背番号10は、スウェーデン戦でチームに勝利をもたらすゴールを狙う。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-01630143-gekisaka-socc

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    南野と大島が入って攻撃は活性化された。

     勝つべき試合だったとか、2点差をよく追いついたとか、賛否両論あるゲームだったとは思うけど、自分としてはポジティブに受け止めている。

    もちろん、勝点3は欲しかった。でも最終戦に望みはつなげたわけだし、日本は粘り強く戦えていた。内容を見ても、相手を圧倒する時間帯が長かった。とりわけ50分までは、ほぼパーフェクトだった。
     
     ただ、50分を過ぎたあたりからは、少し疲れが見え始めてきた。まずいなと思った矢先に、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われると、まさかのオウンゴールでその差は2点に広がってしまう。難しい展開になったわけだけど、でもそこから挽回して、最低限の結果は得られたのだから、その頑張りには素直に拍手を送りたいね。
     
     引き分けに持ち込む原動力になったのは、南野と大島だ。スタメンを張ってもおかしくないふたりをベンチスタートにした采配については、意見が分かれるだろうけど、手倉森監督の狙いとしては、4-4-2で前から積極的に奪いに行き、相手を“ハメて”いくスタイルを目指していたと思う。
     
     献身的にディフェンスをこなす矢島と井手口のスタメン組は、それぞれ攻撃的MF、ボランチとして、指揮官が思い描くサッカーを機能させていたし、流れを引き寄せることにも貢献していた。その意味では、南野と大島をベンチに控えさせる選択は決して間違いではなかったはずだ。
     
     後半の途中からのゲーム展開を読んでいた部分もあったと思う。だいたい、この時間帯からは蹴り合いになることが往々にしてあるけど、いずれも足もとでのボールスキルの高いふたりを投入することで、しっかりとポゼッションしながら日本のペースに引きずり込む意図があったのではないだろうか。
     
     実際、南野と大島が入ると攻撃は活性化されて、日本に勢いが生まれる。そして67分には大島→南野とつなぎ、最後は浅野が反撃の狼煙を上げるゴールを決めてみせる。
     
     さらに、このふたりによってリズムが生まれるなか、それまではわりとワイドに張り気味だった左サイドの中島が中に入ってきてのプレーも多くなってきた。そうした流れから、中島が持ち味のひとつでもあるカットインからの右足シュートをねじ込み、日本は試合を振り出しに戻した。

    “あの場面”で藤春はプレーをはっきりすべきだった。

     初戦はあまり良くなかった室屋も、コロンビア戦では躍動していた。積極的にオーバーラップを繰り出しては、ゴールチャンスに絡む活躍を見せていた。
     


     とりわけ、先発フル出場した浅野は最後まで相手に脅威を与えていたと思う。自慢のスピードは十分に通用していたし、2トップを組んだ興梠とは、お互いの良さを引き出す関係性を築けていた。
     
     浅野はスーパーサブとしても怖い存在になり得る選手ではある。でも、例えば残り20分からの投入だとしても、その実力を考えれば、単純に時間が短すぎてもったいない。欲を言えば、あと1点取ってほしかったけど、期待に応える働きを示したと思う。
     
     最初に言ったとおり、勝点3が欲しかったし、勝てる試合でもあった。それでも、日本の戦いぶりは概ね評価できる。
     
     痛恨のオウンゴールを献上した藤春に関しては、彼の立場に立って考えてみれば、悔しさでいっぱいのはず。
     
     自分もSBでプレーしていたことがあるから、あのシーンでの振る舞いはよく分かる。最初はクリアしようと思ったけど、相手のプレッシャーがそこまでではなく、周りにスペースもあったから、一度、トラップしてから運ぼうとしていたのではないか。でもそこでコントロールを誤って、ああいう結果になってしまった。

    プレーをはっきりすべきだったとは思う。あの時間帯、あの場所でやってはいけないミスではあったし、前半の決定的なヘディングシュートを決め切れなかったことも考慮すれば、勝敗に直接関与し、チームの命運を左右した存在ではあった。
     
     もっとも、90分間トータルで見れば、多くのチャンスに絡んでいて、1対1でも簡単には負けていなかった。つまり、攻守両面で“効いていた”。
     
    「あのオウンゴールがなければ勝っていた」という言い方もできるけど、それは結果論だし、短絡的な視点でしかない。少なくとも、初戦に比べれば格段にプレーレベルは上がっていた。採点を付けるなら「6」。何度も上下動するなど、彼の豊富な運動量は、様々なシチュエーションでチームを助けていたのも見逃してほしくないね。

    文字通り「決戦」となるスウェーデン戦では中島に注目したい。

     それから、最後に中島についても触れておきたい。
     
     チーム2点目のミドルは素晴らしかった。とはいえ、厳しい見方をすれば、あの1点がなければ“なにものこらない”選手でもあった。
     
     果敢な仕掛けで、好位置でファウルを受けてFKを得ていたけど、それは相手を抜き切れていない証拠でもある。
     
     日本サッカーを熟知し、ワールドカップ優勝経験もある元ドイツ代表の知人に以前、中島の印象を聞いてみると、「良い選手だけど、相手をかわそうとする時のスピードが遅くて、よく止められてしまう。中に入ってから、シュートまで持ち込めればいいんだけど。ヨーロッパでは厳しいね」と言っていた。
     
     ファウルになれば、FKはもらえる。でも、ファウルにならずひとりかわしたほうが、より大きなチャンスにつながる。FKをもらうにしても、もっとペナルティぺリアに近い場所ならOKだけど。
     
     中島が今後、日本を飛び出してさらに高いレベルでの成長を目指すなら、期待を抱かせてくれるようなプレーを見せてほしい。コロンビア戦を引きあいに出すまでもなく、決定的な仕事をこなせる選手であるのは疑いようのない事実だ。最後のスウェーデン戦は、文字通り「決戦」になるけど、チームの結果とはまた別の視点で、中島のパフォーマンスには注目したいと思っている。

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160808-00018040-sdigestw-socc&p=3

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本2-2コロンビア マナウス]

     2点差を追いつく粘りを発揮した手倉森ジャパンだが、決勝トーナメント進出に向けては自力でのグループリーグ突破の可能性が消滅し、崖っ縁の状況には変わりない。

     リオデジャネイロ五輪サッカー競技の男子は参加16チームが4チームずつ4組に分かれてグループリーグを行い、各組上位2チームが準々決勝に進出する。日本が入ったグループBはナイジェリアが2連勝を飾り、すでに首位通過が決定。残る1枠をコロンビア、日本、スウェーデンの3チームで争う展開となった。

     第2節終了時点で2位は勝ち点2のコロンビア。日本とスウェーデンが勝ち点1で追っている。現地時間10日(日本時間11日)の最終節で日本はスウェーデン、コロンビアはナイジェリアと対戦する。

     日本のグループリーグ突破の条件は(1)日本がスウェーデンに勝ったうえで、コロンビアがナイジェリアと引き分け以下に終わる(2)日本がスウェーデンと引き分けたうえで、コロンビアがナイジェリアに敗れ、コロンビアとスウェーデンを得失点差(それも同じ場合は総得点)で上回る――のいずれかとなる。

     いずれもナイジェリア対コロンビア戦の結果次第という他力の状況。特にナイジェリアはすでに首位通過を決めており、最終戦はメンバーを落としてくることが予想される。勝てば自力突破の可能性を残すコロンビアのほうがモチベーションが高いのは明らかで、コロンビアに引き分け以下に終わってほしい日本としてはうれしくない状況だ。

     上記の(2)の場合、日本、コロンビア、スウェーデンの3チームが2分1敗の勝ち点2で並ぶことになる。大会のレギュレーションにより、勝ち点で並んだ場合は(A)グループ全体の得失点差(B)グループ全体の総得点(C)当該チーム間の成績(D)抽選の順で順位を決定する。

     2試合を終えて日本は6得点7失点の得失点差-1、スウェーデンは2得点3失点の得失点差-1。日本が最終戦でスウェーデンと引き分けた場合、総得点で上回るのは確実で、あとはコロンビアとの争いになる。コロンビアは現在、4得点4失点の得失点差±0。コロンビアが最終戦でナイジェリアに2点差以上で負ければ、得失点差が-2となり、日本が上回る。1点差負けでも、日本が0-0ならコロンビアは2-3以上、日本が1-1ならコロンビアは3-4以上など、日本よりも2点以上取る必要がある。

     いずれにせよ、日本はしっかりと目の前の相手から勝ち点を奪い、同時刻キックオフのナイジェリア対コロンビアの結果を待つしかない。スウェーデンも日本に勝って、コロンビアが引き分け以下に終われば決勝トーナメント進出の可能性を残しており、生き残りを懸けた激しい一戦になるのは間違いない。運命のグループリーグ最終戦は、日本時間11日午前7時にキックオフされる。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-01630153-gekisaka-socc

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    いまリオデジャネイロ五輪で戦っているサッカー日本代表は、まさに手倉森誠監督のチームだ。選手たちは監督からの信頼や勇気づけに支えられ、「難しい」といわれた五輪出場を決めた。そしてその舞台でも、守備の崩壊という厳しい状況から、手倉森監督の言葉に勇気づけられ、わずか中2日で立ち直っただけでなく成長の跡を示してコロンビアを相手に見事な試合をみせた。

    ■何としても欲しかった勝ち点3

     ただ、何としても欲しかった「勝ち点3」をつかめなかった。もったいない引き分けだった。しかし10日(日本時間11日)のスウェーデン戦で勝ちさえすれば、同時刻に行われるコロンビア-ナイジェリア戦の結果次第で準々決勝進出の可能性を残した。

     ナイジェリアに4-5の敗戦の後を受けて臨んだコロンビア戦。手倉森監督は先発選手を4人入れ替えた。システムは4-2-2-2。GKは櫛引に代わって中村。DFラインは初戦とまったく同じで、右から室屋、塩谷、植田、藤春、MFはボランチに遠藤と井手口の2人を置き、右に矢島、左に中島、そしてFWには興梠と浅野。2トップにするとともにボランチに対人プレーに強さをみせる井手口を、右サイドには南野よりもバランスを取ることができる矢島を起用したことが目を引いた。

     手倉森監督のプランは以下のようだったのではないか。

    (1)興梠と浅野のパス交換で突破して点を取る

    (2)得点できなくても、井手口を入れた中盤の守備で失点を0に抑える

    (3)勝負どころと見たら、ボランチに大島、右に南野を投入する

     そのプランは見事に機能した。前半、日本はボールを支配して攻め続け、再三の絶好機をつくった。その一方で、コロンビアに与えた決定機は1回だけ。これはGK中村がきちんと防ぎ、守備陣の戻りの速さでリバウンドからのシュートも許さなかった。

    ■前半3枚のイエローカードの意味

     この試合を選手たちがどう戦ったかを如実に示すのが、前半だけで3枚ものイエローカードを受けたことだ。イエローカード自体はほめるべきものではないが、相手からボールを奪うために、あるいは相手に突破させないためにぎりぎりのプレーをしていたことの証拠で、ナイジェリア戦で最も欠けていた点だ。

     だが残念ながら、決定的な形はつくっても、シュートはいまひとつ強さや正確さに欠け、ゴールを割ることはできなかった。

     この状況に、コロンビアのレストレポ監督が先に動く。ハーフタイムに2人の交代を送り出し、2トップの一角でプレーしていたエースのFWグティエレスをやや中盤に引かせて自由にプレーさせたのだ。

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    [8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

    試合後の取材エリア。リオデジャネイロ五輪日本代表DF藤春廣輝(G大阪)は鼻をすすり、目に涙を滲ませていた――。

    負ければグループリーグ敗退が決まるコロンビア戦。5失点を喫したナイジェリア戦から
    「責任を押し付けるような交代はしたくない」(手倉森監督)と最終ラインの変更はなく、藤春は左SBのポジションで先発出場を果たした。

    この試合に懸ける思いは強かっただろう。ナイジェリア戦では自サイドからの突破を許して得点を奪われるシーンもあったが、
    体を張って粘り強く対応して自サイドから進入しようとするコロンビアの選手に自由を与えず。攻撃に移っても果敢に敵陣深くまで駆け上がって好機を生み出そうとした。

    しかし、結果がついてこなかった。前半34分には左サイドから送られたFW興梠慎三(浦和)のクロスからファーサイドでフリーになるが、
    ヘディングで合わせたボールはゴール右へと外れる。

    さらに同36分にはMF遠藤航(浦和)が左サイドに展開したボールをMF中島翔哉(FC東京)がスルーすると、
    フリーで受けてPA内に進入したがカバーに入ったDFにストップされてシュートまで持ち込めなかった。

    そして、1点のリードを許して迎えた後半20分には痛恨のオウンゴールで追加点を献上。
    右サイドから切れ込んだFWドルラン・パボンのシュートはGK中村航輔(柏)がしのぐが、こぼれ球に反応した藤春がまさかのコントロールミス。

    本当に覚えていないくらいの感じで、クリアしようと思ったときには足に当たって…」。
    右足に当たったボールは、無情にもゴールマウスに吸い込まれてしまった。

    後半22分にFW浅野拓磨(アーセナル)、同29分にMF中島翔哉(FC東京)がゴールを奪い、
    2-2の同点に追い付いて試合終了を迎え、グループリーグ突破の可能性を残した。

    同35分にピッチを後にしていた藤春は、「皆が最後まで戦ってくれたし、
    『気にせんでいい』みたいな感じで言ってくれた。まだ望みもあるので、しっかり切り替えて…」と涙を滲ませながら答えた。

    まだ、大会が終わったわけではない。
    挽回のチャンスを残してくれた仲間のためにも、第3節スウェーデン戦での奮起に期待したい。

    http://news.infoseek.co.jp/article/gekisaka_195966/

    写真
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    動画 サッカー 男子予選リーグ グループB 日本×コロンビア
    http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=26917.html 
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    20160808-00000562-sanspo-000-4-view

    サッカー解説者のセルジオ越後氏(71)が8日、自身のツイッターを更新。

    リオデジャネイロ五輪のサッカー男子1次リーグ第2戦で
    コロンビアと2-2で引き分けた日本について「実力不足だと言わざるを得ない」とコメントした。

    セルジオ氏は試合中からツイッターを更新。前半を0-0で折り返すと、
    「『先制点を取らないといけない』」「『あとがない』という気持ちが強いあまり、
    力が入っていたんだろうね」と指摘し、後半の立ち上がりが大事とコメント。

    「体力も消耗してきているし、イエローをもらった選手もいる中で、交代が大きなカギになってくるだろう。
    いずれにしろ、日本は早く先制点が欲しいね」とつぶやいた。

    しかし、日本は先制を許して0-2となるなど追う展開に。それでも浅野、中島の得点で引き分けに持ち込んだ。

    これに同氏は「ナイジェリア戦も点差をつけられてから日本の良さが出たけれど、
    今日のコロンビア戦もあと一歩で勝てなかったね」と、同点に追いついたことを評価したものの、

    「コロンビアは少ないチャンスをモノにして2点リードした。
    引いて守る相手に日本はチャンスが多かったけれど勝ち点3を取れなかった。

    厳しいことを言うようだけれど、実力不足だと言わざるを得ないね」と最後はセルジオ節で叱咤した。

    サンケイスポーツ 8月8日(月)16時17分配信
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00000562-sanspo-spo

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