元レアル・マドリーのシシーニョ氏は、自身が同クラブに在籍していた頃、チームの中には“派閥”が存在していたと明かしている。
2006年1月、鳴り物入りでサンパウロからレアルに加入したシシーニョ氏。だが、それからわずか1年半後、移籍金1100万ユーロでローマへと渡った。
シシーニョ氏はブラジル『ESPN』でDFセルヒオ・ラモスやミチェル・サルガド氏とのポジション争いについて話している。
「ロベルト・カルロスが退団して、僕はレギュラーになった。ラモスは主にセンターバックでプレーし、時にはサイドバックとしてプレーした。サルガドはサイドバックの3番手になったんだ」
「そんな矢先だった。カシージャスがサルガドに副キャプテンの座を譲ったんだ。彼が試合に出るためだよ。チーム内には“派閥”があった。あとでバプティスタンからそんなことを聞かされたよ」
レアル内には特別なグループがあったとシシーニョ氏は語る。
「その“派閥”を取り仕切っていたのはグティ、エルゲラ、カシージャス、ラウールあたりだ。彼らに服従する者だけが属することを許された」
「彼らは監督、メディア、その他すべてを支配していた。ロナウドが悪いプレーをした試合では、ラウールの方がロナウドより良かったと新聞に書かれた。ラウールがロナウドのようにプレーするには、3回生まれ変わる必要があったと思うけどね」
なかでも、サルガド氏とは最後まで打ち解けられなかったという。
「サルガドはロッカールームに入ると、全員と順々に握手を交わしていった。でも、僕のところは通り過ぎて、僕の隣のチームメートと握手をしたんだ。僕は靴ひもを結ぶフリをしなければいけなかったよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160721-00000021-goal-socc
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