山口蛍

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    テヘランで行われた13日のロシアW杯アジア最終予選でイラク相手に1―1のドロー決着。ハリルホジッチ監督が「中盤に問題を抱えている」と嘆いていたが、その一人がC大阪MF山口蛍(26)だ。

    7日のシリア戦で右脛打撲。イラク戦をベンチから見守った山口を18日、C大阪の練習場で直撃した。

    「イラク戦の序盤は悪くなかったし、その流れで先制点も取れた。でもそこから全体が少し後ろに下がり過ぎ、相手に支配された。後半のアクシデント(脳振とうのMF井手口が後半17分に退場など)も大きかったけど、もう少しうまく守れたかな? と思います」と“守備の人”らしく守りの反省点から話した。

     自身がプレーするはずだったボランチは、20歳の井手口陽介(G大阪MF)、24歳の遠藤航(浦和MF)のリオ五輪組がコンビを組んだ。

    「陽介と航の2人は良かった。陽介は若くてまだまだガンガン行ける。少し若い頃の自分もあんな感じだったのかな。一緒に組んでみるのも面白そうですね」と“似たタイプ”の井手口への期待感を口にした山口だが、若手の台頭によってポジション争いは、より一段と激化していく。

     最終予選のラスト2戦(豪州戦=8月31日、サウジアラビア戦=9月5日)には、ケガで戦線離脱中のMF長谷部誠(フランクフルト)も復帰予定。万全ではなかったMF今野泰幸(G大阪)も復調するだろう。最終予選5戦に先発の山口といえども、定位置を保障されているとは言えない。

    「競争が厳しいのはボランチだけじゃない。入っても外れても、監督が決めることなので落ち込む必要はない。入ったら頑張ればいいし、外れたら(所属)チームでやるしかない。

    今回もモリ君(森重真人=FC東京DF)、キヨ君(清武弘嗣=C大阪MF)、周作君(西川=浦和GK)が外れているし、次は自分も含めてどうなるか分からない。まずはC大阪で(J1)残留圏の勝ち点40を取ることが先決です」とあくまで謙虚にチーム第一の姿勢を貫いた。

    ■「結構きついことも言われます」

     そもそも彼が、常日頃「代表から外れるかも知れない」と強い危機感を抱くのは、ハリル監督から何度も苦言を呈されているから。ドイツに移籍して半年で古巣C大阪に復帰した昨夏には「代表のレギュラー定着は難しい」とバッサリ切り捨てられた。その後、本人が「監督には結構きついことも言われます」と話してくれたことがある。

    「監督が何を考えてるのか、あんまり読めないところがあるのは確か(苦笑い)。でもオレのことをいつも見てくれてるのは分かってる。日本代表は決まりごとが多く、C大阪みたいに自由に動けないが、きちんと役割をこなして何とかロシアには行きたい」と山口は秘めた闘志をにじませた。

    7日のシリア戦の開始4分は右すねを強打しながら、後半8分までピッチに立ち続けた。「真司君(香川=ドルトムント)も(前半10分に)ケガで退場したし、早い時間に2人も代わったらまずいかなと思って」と必死に耐えたが、その我慢強さが13日のロシアW杯アジア最終予選イラク戦の欠場を招く結果となった。

    つづく

    6/21(水) 9:26配信 日刊ゲンダイ
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000014-nkgendai-socc&p=1

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    ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦から一夜明けた2日、日本代表は練習を行った。

    UAE戦は出場機会がなかった山口蛍。チームは逆転負けと痛い敗戦を喫したが、「切り替えてやるしかない」と次節のタイ戦に目を向けた。

    UAEは鋭いカウンターを見せたが、そうした相手の強みは昨年のアジアカップの時からわかっていたことだ。

    「一発で行かれて起点を作られてというのが結構あった。キープしているところをファウルして、FKで相手のチャンスになる。(UAEは)それしかなかったなと思う」

    だからこそ要所を締める守りが必要だった。「もう少しうまくいけたなと思うし、もうちょっと予測があれば、

    センターバックももっと早めにつぶせたかもしれない。ボランチももっと早くサンドしにいけたかなと」。山口は試合を見ながらそう感じたという。

    レフェリーの判定に泣かされた面もあった試合だが、山口はジャッジを気にしながらプレーすることはないと話す。

    「自分はあまりレフェリーに合わせるつもりはないし、予測だったり、インターセプトで取れる場面も多くなってくるかもしれない。

    そういうところでもっと違いを見せるしかないと思うので、自分のボールの取り方のスタンスを変えることは特にはない」

    次のタイ戦は勝利が求められる。UAEより力は落ちるかもしれないが、アウェイに乗り込むのだから油断は禁物。

    レフェリーのジャッジに惑わされない山口のファイトも、今のチームに必要な要素かもしれない。

    フットボールチャンネル 9月2日(金)14時43分配信
    http://www.footballchannel.jp/2016/09/02/post172605/

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