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13年2月から昨年10月まで1年8か月もの間、代表から遠ざかっていたことを逆手に取る。日本代表MF柏木陽介(浦和)は「相手は僕のことを知らないと思う。特長を知らないので、裏へのパスやノールックのパスが生きてくると思う」と、敵に知られていないからこそのやりやすさを武器に、W杯アジア最終予選初戦となる9月1日のUAE戦(埼玉)でチームを勝利に導くイメージを膨らませた。

 ハリルジャパンのメンバーの多くが、アギーレ体制で戦った昨年1月のアジア杯にも出ている中、当時、日本代表に呼ばれていなかった柏木は日本がPK負けを喫した準々決勝のUAE戦をテレビでも見ていなかった。

 だが、その試合で背番号10をつけていたアフロへアのMFオマル・アブドゥルラフマンの存在は知っていた。柏木は“UAE史上最高の司令塔”とも呼ばれる左利きのテクニシャンについて、「中心選手はつぶさないといけない。もじゃもじゃのやつをだれかがつぶして、あいつが出て行ったところのスペースを使えればいい」と言いながら、攻略法を頭に思い描いた。

 その一つは、得意のワンタッチ、ツータッチパスで相手を動かすことでスタミナを奪っていくというもの。「試合の序盤は僕への対策はされないと思うので、僕から起点に良い攻撃をつくれたらいい」と、チャンスメイクに自信を見せた。

 相手に関するデータとしは、ミーティングで見るスカウティング映像やチームメイトから直接聞く情報もある。

「(アジア杯のUAEは)良い選手が前に多いけど、結局、日本が攻めていた中で点を取れなかったことが(負けた)理由だとみんなも言っている。今までやってきた人たちに支えてもらいながら自分の良さを出していけると思っている」と必勝を期していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160829-01630773-gekisaka-socc

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